4周年

はてな、からブログを始めてから4周年を経過したというお知らせがきた。造血幹細胞移植をしてから、4年と数ヶ月です。兄弟からの移植だったので、この点は幸いに、拒絶反応がほとんどなく、今では元気に過ごすことができています。兄弟に感謝。

病気にはならないほうが良いに決まっています。ぼくは、突然病気になって、大きな病院にお母さんと連れていかれて、直ちに精密検査と治療が始まりました。それまでは、ごく普通に少年サッカーチームでボールを追いかけたり、家族と出かけたり、友達とけんかしたりしていました。そのぼくが、突然に、医師や看護師そして僕の家族と他の小児患者とその家族だけの世界に閉じ込められてしまったのです。院内学級もありました。患者として、大人の医師や看護師さんと話したり、治療してもらったりする。子供として、友達とゲームをしたり、院内学級の先生と話したりする。家族が病院にくると甘えてみたり、時々帰宅できたときには、思い切りのんびりしたりする。わけが分からないままに、いろいろなことが起きて、僕も大分かわったような気がします。

例えば、僕の夢は、みんなと同じでサッカー選手になることだったけれども、退院するころには、サッカーは学校に行っている間に部活でやるけれども、将来は人を助ける仕事ができたら良いな、と思うようになりました。あまり勉強はできないから、医者にはなれそうにないけれども、何か人助けができる仕事をしたいと思っています。

移植後5年を目指して、また、ときどきこの日記を書きます。