発熱、内臓機能、など

父;

化学療法では、いわば毒物を体に注入して、その後、薬物と癌細胞などが適切に排出される必要がある。詳しいことは分からないが、子供の内臓にかなりの負担を強いるものらしい。大人では耐えられないような大量投与だと、噂に聞く。幸い、息子の血液検査の数値は想定内の値に留まり、特段の心配を呼ぶような事態はなかった。彼の内臓機能の健康さに感謝する。ちょっとくらいの発熱もあったが、微熱程度だったように思う。髪の毛が抜けたり、顔がぽっちゃりしたり、薬剤による影響は少なからず出た。彼はストレスによく耐えた。

週末の一時帰宅から、11月12月ころには院内学校に行くための通院が普通のことになっていたように記憶している。あとは、2014年お正月明けの、造血幹細胞移植を迎えるだけだ。

同じ病棟にも造血幹細胞移植をしたお友達がいて、冬にはもう退院していた。息子もそれに倣って順調に移植・養生・退院となってほしい。そんな年末だった。