病院のご飯

ちゃんと三食、ご飯が出てくる。おまけにおやつも。

だけど、治療中はぜんぜん食欲がわかない。濃い味の匂いを嗅いだだけで、おえーってなってしまう。

始めは、ソウメンをお願いした。ソウメンなら食べられるから。ソウメンばっかり。次はふりかけを特別に付けてもらった。ふりかけふりかけ。デザートのプリンとかは、食べられたり、やっぱり気持ち悪かったり。ジュースは飲めるかな。

グラタンや、かぼちゃや、うどんや、色々栄養満点の食事がでる。お父さんもお母さんも、体力勝負なんだからしっかり食べなさいっていう。もったいないとも。残したご飯は捨てられてしまうんだろうな。頑張っていくらか食べた、と思ったら、お腹がムカムカしてきて、あーっ、おえーって。。。。

食後の薬もいっしょに。

最終手段は点滴で栄養を注入。これで生きながらえている。

 

不思議なことに、一時帰宅すると、結構ご飯が食べられる。病は気から。気持ちって本当に大切。気持ちが良いと、内分泌系も活発に働いて、体調もよくなるのだろう。どれだけ定量的に調べられているのか分からないけれど、とにかく、帰宅したときの僕は、病院にいるのとは全然違ってご飯が食べられるんだ。お母さんのご飯、おいしいよ。