引越し

僕の家は、何故か市内で引っ越した。

 

引っ越しの日の朝、いくらかダンボールに荷物が入れられていたけれど、普通に朝ごはんを食べて学校に行った。

夕方、今まで住んでいた家に帰ってみると、お母さんがあたふたと片付けをしていた。でも、まだ結構荷物がある。そうしていると、お父さんが新しい家のほうから車で帰ってきて、片付けの続きをした。お父さんが、「荷物を運ぶぞ」というので、僕もお手伝いをした。ダンボール箱で15箱くらい運んだ。たくさん荷物を積める車の形で良かった。でも、階段はキツイな。まだまだ、体力が全開じゃあないな、と思う。丁度、荷物運びがトレーニングになる、と思ってお父さんのお手伝いをした。

お父さんに聞くと、引越し屋さんが来た時、まだ荷造りをしている途中で、引越し屋さんは思わず冷笑していたそうだ。引越し代金を安くしたかったので、荷物をきっちりつくって、引越し屋さんは荷物を淡々と移動させるだけ、というのがはじめのプランだったらしい。結局、引越し屋さんはできている荷物と大きなタンスとかだけ運んで帰っちゃったんだって!!!その日は、お父さんと車で一往復したけれど、まだ細々した物がたくさん残っていて、掃除も大変そうだった。お母さんはボー然としている状態。「あれ、こんなに荷物があったの?」だって。

そうこう言っているところに、毎月の検診の日になったので、お母さんと病院に行った。結果は極めて順調。よかった。お世話になったお医者さんの車を駐車場で見つけたから、そっとメッセージをはさんで置いたよ。気づいてくれたかな。

週末も、荷物運びと掃除で、僕は全然遊べなかった。