サッカー三昧と、思い出すこと

9日土曜日は、朝から昼すぎまで、そして10日日曜日は、お昼から午後6時まで、サッカーの練習試合だった。 あーーっ、日に焼けたねぇ!ってお母さんとおねえちゃんが同じことを言った。病院にいた時は真っ白だったもんねぇ、だって。日曜日の夕食で、病院の友…

ゴールデンウィーク

ゴールデンウィークの土曜日は、朝からお昼まで練習試合。夏が来たのか、と思うような日差しの中で疲れた。 午後は、ご飯を食べて休んでいたら、お父さんが散歩に行こうと言い出した。仕方がないので、サッカーボールをもって河原へ出かけて、ファストタッチ…

みずぼうそう

ぽちっと腕に出来物ができた。先生に言うと、すぐに保健室に行きなさい、と言われた。 みずぼうそう。 お母さんに聞くと、僕はそういう病気を全部もう一回やり直すことになるらしい。免疫系が生まれ変わったんだから、だって。というわけで、今日は学校をお…

ラン

昨日(2015年4月12日(日))はサッカーの練習試合があったらしい。夕方、友達に出会った時に「なんで来なかったんだよぉ−」と言われたので、わかった。 僕はまだ、新チームに正式登録していないから、連絡網がちゃんとしていなくて、情報が回ってこない。そ…

サッカー

2年近く前、白血病になったときに看護師さんに言われた。「サッカークラブで活躍していた子が病気になったけど、その子は頑張って治療してね、今はまた前のクラブでサッカーをやっているらしいよ」って。だから、僕も治るよって。 それは、僕には、気の遠く…

サッカーシューズ

病気になって辞めたサッカー。 最近、またやりたくなったので、お母さんに相談した。そして一緒に新しいトレシュー(トレーニングシューズ)を買いに行った。 4月からどこかのチームに入るんだ。よろしく!

引越し

僕の家は、何故か市内で引っ越した。 引っ越しの日の朝、いくらかダンボールに荷物が入れられていたけれど、普通に朝ごはんを食べて学校に行った。 夕方、今まで住んでいた家に帰ってみると、お母さんがあたふたと片付けをしていた。でも、まだ結構荷物があ…

院内学級

2月17日の朝日新聞の夕刊に、千葉県成田市の日赤病院にある院内学級の記事があった。 長期入院する子供といえば、白血病が典型的なのだろうか、あるいは再生不良貧血か。私の子供がALLで入院したところにも、院内学級があって、毎朝迎えにきてくれる先生たち…

サッカー大会、敗退

幹細胞移植からもうすぐ400日。 サッカークラブに行っていた時ほどは体力がもどっていないけど、普通に走ったり階段登ったりはできる。 日曜日のサッカー大会は、上手な友達が自分のチームの試合に行って、こっちの試合には出られなくなってしまったので、残…

サッカー大会

定期検診の結果は、異常なしだった。よかった。 2015年2月8日、日曜日は、少年サッカー大会があって、ワクワクした。相手チームは僕達の履いている靴を見て、「これはいける」って思ったらしい。数人がそう言っているのが聞こえた。でも、ぼくたちも負けては…

定期検査の日

今朝は、大雪予報が外れ、とても凍えた朝だった。午前の検診に備えて、お母さんと早く家を出たけれど、青空駐車場の車が凍っていた。慌てて、ポイントカードなんかを使って氷を削った。終いには、折角淹れたお茶をフロントガラスにかけて、氷とワイパーを溶…

春に向けてだんだん元気になる

移植室をでてから、個室で過ごした。 去年の冬は大雪が降ったけれど、僕は病室にいたので全然わからない。お父さんとお母さんは、車で付き添いに来てくれたけれど、道路では、動けなくなった車がたくさんあったそうだ。冬用タイヤをつけていた家の車もゴトゴ…

移植室から

去年(2014年、1月)、僕は造血幹細胞移植を受けた。全身に放射線を12グレー(3日間、6回にわけて)浴びた。免疫力がなくなるので、数日後に移植室に移動。この四角い部屋から一体全体、ちゃんと出られるのかな。。。看護師さんとお母さんがいつも一…

丸一年

今日で、丸一年過ごしました。

定期検診

1月になってまもなく、一ヶ月ごとの定期検診に行ってきた。いつものように、血液検査や問診があった。そして、とっても嬉しいことには、今回は新しく薬をもらわなかった!残っている薬を飲んだら、とりあえず、それで終了。造血幹細胞移植から一年にあたる来…

帰省

2015年1月1日。お父さんが運転する車で帰省したよ。途中で、ものすごい雪にあって、大変な目にあった。みんなは眠っていたけれど、お父さんは大変だ。 おばあちゃんとおじいちゃんに会うことができて、とても嬉しかった。勉強もやろうと思って宿題を持ってい…

スキーに行ったよ

年末に家族で2泊3日のスキーに行ったよ。2年ぶりのスキーでは、上手にすべられるか、とヒヤヒヤしたけれど、ちゃんと滑ることができました。大きなスキー場だったので、ゲレンデからゲレンデをつなぐ連絡コースで、かなり歩く必要があって、おかげで息が上が…

移植前(14年1月)

もう治っちゃったのかな、と思うほど僕は元気になっていた。病院の中を駆け回ったり、他の子とゲームに興じていた。いよいよ造血幹細胞移植が近づいてきた。 放射線に弱い臓器を守るために身体計測をした。照射の仕方を調節するためらしい。 移植の一週間前…

外来検診と猛暑

久々に外来に行ってきた。今回は珍しくお父さんとお母さんが両方付き添い。 特に異常はない。ただ、肝臓の数値(何を意味するのか不明)が高くて、しばらく薬を飲みつづけましょう、と言われた。お父さんが、なんなのですか?と聞いたら、お医者さんから「前…

夏休み、始まる

夏休みが始まった。 去年の今頃は病院に入院中だった。せっかく捕まえたカブトムシもお父さんが森に逃しに行った。今年は違う。いや、元通り。プールで泳いだ(日焼けに気をつけながら)。疲れた。夏休みの宿題、面倒くさいな。 早く、おばあちゃんのいる田…

1ヶ月ぶりの検診

7月入ってすぐ、1ヶ月ぶりの検診に行ってきた。プールに入ってよいか、おばあちゃんの家に夏休みに行くときの注意、まだお刺身を食べられないの?とかをお医者さんに聞いた。プールOK、長距離の旅行は休み休み、お刺身はやっぱり移植後1年経ってからにしよう…

発熱、内臓機能、など

父; 化学療法では、いわば毒物を体に注入して、その後、薬物と癌細胞などが適切に排出される必要がある。詳しいことは分からないが、子供の内臓にかなりの負担を強いるものらしい。大人では耐えられないような大量投与だと、噂に聞く。幸い、息子の血液検査…

病院のご飯

ちゃんと三食、ご飯が出てくる。おまけにおやつも。 だけど、治療中はぜんぜん食欲がわかない。濃い味の匂いを嗅いだだけで、おえーってなってしまう。 始めは、ソウメンをお願いした。ソウメンなら食べられるから。ソウメンばっかり。次はふりかけを特別に…

抗がん剤治療の毎日

2013年10月11月12月 基本的に3週間くらいを1セットの抗がん剤治療をして、少しお休みして、 の繰り返し。お母さんは一日も欠かさずに、付き添いに来てくれる。院内学校もある。 週末は調子が良ければ帰宅できるけれど、点滴がつながっているとダメ。このチ…

造血幹細胞移植ドナー

僕には低二倍体という染色体異常があるので、造血幹細胞移植をする治療計画になった。 白血球のタイプHLAは、3つの因子で特徴付けられて、それがセットになって一つの染色体に乗っている。染色体は一対あるので、3つの因子のそれぞれに遺伝子が二つある。一…

お母さんが帰るとき

病気の治療は、基本、抗がん剤を計画どおりに飲むこと。とても変な匂いのするものや、気分が悪くなるものがある。とても辛い。吐くこともある。 そして、もっとも辛いことの一つが、骨髄注射だ。髄液系統に白血病細胞が入って行かないように、抗がん剤を直接…

2013年9月

父;ネットで検索すると、白血病の子供を持った親の記事がヒットする。詳細な記録に胸が傷む。自分はそのような記事を書く習慣が全然ない。日常が呆然と過ぎていく。子供が一時帰宅した。白血球(好中球)の回復のスピードが期待よりもやや遅いらしい。骨髄…

一時帰宅

2013年8月の夏休みも終わるころ、僕は外泊を許された! これまで、同じ部屋の友達が外泊を度々しているのがとっても羨ましかった。最初の治療が一段落して、ぼくも一回帰宅して良いことになったんだ。1ヶ月以上病院にいた。なんの前触れもなく突然病院に閉じ…

2013年8月

ぼくは頻繁な点滴や輸血のために心臓に近い血管にカテーテルを挿入された。点滴をつながれると、自由を剥奪された気持ちが襲ってくる。囚われの身。窓の外を歩くおじさんさえ、羨ましい。 そう、僕は、4人部屋に入った。そこには小学生の友達がいて、一緒に…

最初の対応

思い出しながら書いてみる。 入院して検査の次にまずやったことは、輸血。役立たずの白血球もどきで血液が満たされていて、酸素を運んだり出血を止めたりできないから。ダルさや、あざ、鼻血の原因は、血液が本来のお仕事をできていないからだった。 親に許…